誤ったしつけ
猫は犬のように人間をご主人様とは思っていないと言われています。一説には餌を与えてくれる便利な同居人という解釈もあるように、人間とは同じ場を共有している存在に過ぎないようです。

そんな関係でありながら、大きな声で罵声を浴びせたり、強くねじ伏せたりなどの行動は恐怖を植えつけるだけであり、心的ストレスを抱えた動物は恐怖のためその場で粗相をしてしまう場合もあります。

また、過去の記憶の保持期間も短いため、過去にしでかしてしまった出来事に対し怒ったところで、何に対して怒っているのか理解できないと言われています。そのため、粗相する前、つまりトイレに行きそうな雰囲気になったら目的の場所まで誘導してあげることが重要になります。

しつけの目的は正しい行動を覚えさせることであり、恐怖心を与えることが目的ではないのです。また、言葉が通じない以上、体感的に覚えさせるしかないことは飼い主さんが一番理解してほしいところだと思います。
譲り受けた猫は以前の住まいでちゃんとトイレが決まっており、教えたとおりその場所で用を足していましたが、環境の変化によって粗相しちゃうことも少なからずありました。猫にとっては当たり前の行為であり、その行動を管理できなかったのは私の責任だと粗相に対して怒ることは一切ありませんでした。